東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の発言が女性蔑視と批判されている問題で、1996年アトランタ五輪競泳代表で国連児童基金(ユニセフ)職員の井本直歩子さん(44)が10日までに取材に応じ「ジェンダーを大事にする機関にいる身として、ただ事ではないと実感している。日本社会の欠陥、もろさに絶望した」と、発言の背景にある課題を指摘した。

 井本さんは昨年3月、在住していたアテネでの五輪聖火引き継ぎ式で、渡航を見送った森氏に代わり、ギリシャ側から聖火を受け取る大役を務めた。今回の騒動について、森氏の資質や、大会の開催可否とは別次元の問題だと主張した。