首里城(那覇市)の火災で全焼した正殿に掲げられていた「扁額」の復元を巡り、沖縄県の製作検討委員会は21日、前回復元時に基調とした朱色から黄色に変える方針を決めた。古文書から新たな知見を得られたため。扁額は琉球国王が中国皇帝から贈られた書を基につくったもので、「中山世土」など3点が玉座の後方にあった。

 検討委によると、1992年の前回復元では、琉球王朝時代から残る別の扁額を参考に朱色とした。2019年10月の首里城火災後、古文書に扁額の仕様が分かる記述があるのが確認された。

 額縁にイヌマキ材を使用していたことも判明し、県産材を使えないかどうか検討する。