岸田文雄首相は21日の記者会見で、第5世代(5G)移動通信システムの人口カバー率を2023年度に9割まで引き上げると表明した。現状は大都市を中心に3割程度にとどまる。デジタル技術で地方を活性化する「デジタル田園都市国家構想」の実現に向け、基盤となるインフラ整備を急ぐ。

 政府は19年に初めて5Gの電波を割り当て、NTTドコモなどが基地局建設を続けている。

 首相は、離島や山間地の数十万世帯で整備が遅れている光ファイバー網にも言及。30年までに99・9%の世帯をカバーするよう取り組むとした。