岸田文雄首相は21日の記者会見で、新型コロナウイルス対策として政府が調達した布製の「アベノマスク」について、2021年度内をめどに廃棄するよう指示したと表明した。マスクの製造・流通が回復し「マスク不足に対する心配は完全に払拭され、所期の目的は達成された」と説明。希望者に配布した上で在庫を処分する方針を示した。

 アベノマスクは昨年4月、安倍晋三元首相がマスク品薄状況の改善を目指して全世帯配布を宣言した。配布の遅れや不良品への批判が相次ぎ、大量の在庫も発生。多額の保管費がかかるとして問題視されていた。