東京電力は21日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)でたまり続ける処理水を、海底トンネルから海に放出する計画の審査を原子力規制委員会に申請した。政府と東電が掲げる2023年春ごろの放出開始目標に合わせ、同年4月中旬に関連設備を完成させる工程を示した。

 当初目指していた今年9月ごろの審査申請から約3カ月遅れとなったが、東電の松本純一処理水対策責任者は「達成できない工程ではない」と述べた。東電は審査に約6カ月、海底トンネルなどの工事に約10カ月かかるとみている。

 着工には規制委の認可のほか、県と2町の同意が必要。漁業関係者は放出に反発を続けている。