大阪地検の村中孝一特捜部長は関西電力の旧経営陣らを不起訴処分にした9日、大阪市の大阪中之島合同庁舎で報道各社の取材に応じ「告発側にとって不満足な結果と思うが、捜査を尽くした結果だ」と述べた。

 村中氏は「社会的に注目を集めた事件だ」として、手元のファイルを見ながら約50分、取材対応した。特捜部は告発受理から1年以上捜査を続け、村中氏はこの間、起訴と不起訴の両面から何度も検討を重ねたと強調した。

 金品受領問題のキーパーソンである福井県高浜町の元助役森山栄治氏は既に死去。村中氏は一般論として「必要な関係者から話を聞けないのは捜査に難しい方向に働く」と説明した。