東京都内で4月、新型コロナウイルスで夫が急死し、大学生の長男と高校生の長女の胸を刺し、無理心中しようとしたとして、殺人未遂罪に問われた被告の主婦(47)の裁判員裁判で、東京地裁は9日、懲役3年、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。被告は公判で「心の支えを失い絶望した」と述べていた。

 判決によると、4月中旬に医師の夫が亡くなり、死後の検査でコロナ感染が判明。被告と長女の感染も分かった。被告は倦怠感などを抱えつつ、財産管理などの事務処理をこなすことに苦しんで自殺を考えたが、子どもたちに同じ思いをさせたくないと感じ、無理心中を決意した。