厚生労働省が9日発表した就労条件総合調査によると、企業で働く人が2020年に取得した年次有給休暇(年休)の平均日数は、前年と同じ10・1日だった。平均付与日数が減ったため、平均取得率は0・3ポイント増の56・6%で過去最高となったが、政府が過労死防止大綱で目標に掲げる「25年までに70%以上」とは大きな開きがある。

 従業員が千人以上の企業では前年の63・1%に対し、20年は60・8%とわずかに減少。同省の担当者は「新型コロナの影響で在宅勤務が増えて年休を取る必要性が低くなったほか、外出自粛が続いて旅行などに行けなかったためではないか」と分析している。