京都市の遺跡発掘調査で、平安京で天皇の居所だった「内裏」のうち、皇后らが住んでいた建物「登華殿」とみられる柱穴が見つかった。市埋蔵文化財研究所が9日までに報告書をまとめた。研究所は、平安京内裏のはっきりした建物跡が見つかるのは初めてと説明した。

 これまでは盛り土など建物跡らしい遺構が確認されるにとどまっていた。登華殿は、一条天皇(10世紀末~11世紀初頭)の皇后らが生活していたとされ、清少納言の随筆「枕草子」にも名前が登場する。

 研究所によると、発掘調査は2015年、京都市上京区で実施。平安京造営当初の8世紀末のものとみられる柱穴五つが発見された。