関西電力の金品受領や役員報酬補填の問題を巡り、大阪地検特捜部は9日、会社法違反(特別背任、収賄)などの疑いで告発された関電の八木誠前会長(72)、岩根茂樹前社長(68)、森詳介元会長(81)ら旧経営陣9人について嫌疑不十分で不起訴処分とした。

 村中孝一特捜部長は「捜査を尽くし、法と証拠に基づき判断した。付言すると、起訴方向と不起訴方向を何度も検討した」と説明した。告発した市民団体側は、不起訴を不服として検察審査会に審査を申し立てる方針を示した。議決次第では再捜査の可能性もある。

 未曽有の不祥事が表面化し2年余り。特捜部は刑事責任は問えないと判断した。