医薬基盤・健康・栄養研究所は8日、開発中のエイズウイルス(HIV)のワクチンを接種したサルの免疫が増強され、HIV感染が持続するのを抑える効果が確認されたと発表した。同研究所の保富康宏霊長類医科学研究センター長は予防だけでなく、感染後の治療目的で使える可能性があるとし「5年後をめどに人の臨床試験(治験)をしたい」と話している。

 HIVに感染すると、免疫の力が弱まり、さまざまな感染症で死に至ることがある。検査で早期に感染を把握し、抗ウイルス薬を服用し続けることである程度、発症はコントロールできるようになってきたが、ワクチンはなく、開発が課題となっている。