東大寺大仏造立に携わった奈良時代の高僧・行基(668~749年)の供養堂とみられる、菅原遺跡(奈良市)で見つかった円形建物跡のCG復元案4種類を公立鳥取環境大の浅川滋男教授(建築考古学)が制作し8日、発表した。

 いずれも中心部は八角形。その外側に十六角形の檜皮ぶきの屋根型飾り「裳階」が取り付く構造。栄山寺八角堂(奈良県五條市)や法隆寺夢殿(同県斑鳩町)などを参考にした。

 菅原遺跡は、平城京の領域のすぐ外側にあり、行基が畿内に建立した「四十九院」の一つ「長岡院」とみられる。東大寺が東側に見える立地や年代から、弟子らが行基の供養堂として建てた可能性がある。