原爆投下による熱線や放射線被害を生き延びた「被爆樹木」を巡るツアーが7日、広島市で開かれた。樹木医として30年近く保存活動に取り組む堀口力さん(76)が、広島城や平和記念公園など5カ所に立つ樹木を案内し、参加した19人が戦後を見つめ続けた木々の歴史に思いをはせた。

 広島では爆心地からおおむね半径2キロ以内に160本の被爆樹木が今も残っている。2006年からツアーが始まり、この日は16回目の開催。平和記念公園内にあるアオギリや頼山陽史跡資料館のクロガネモチ、広島城のユーカリやマルバヤナギなどを見て回り、被爆当時の写真と見比べるなどした。