優れた現代詩集に贈られる第26回中原中也賞(山口市主催)の贈呈式が6日、東京都千代田区で開かれた。「水際」で受賞した小島日和さん(23)は「手が止まったり、迷ったりしたとき、中原中也の詩を読み、力をもらってきた」と話した。

 受賞作は小島さんが大学4年で詩作を始めてから1年ほどの間に書かれた詩集。「何十年もこつこつ書き続けるためにこそ、詩集を出したかった。焦らず、書くことだけは続けていきたい」と意気込みを語った。

 選考委員の詩人佐々木幹郎さんは「非常に滑らかな言葉を使いながら、言葉のたどり着く先が読めない」と新鮮な言語感覚を評価した。