ミャンマーのアウン・サン・スー・チー氏が日本財団に修復を依頼していた日本刀が岡山県瀬戸内市で約1年間かけて修復された。同市で6日、刀剣工房から財団に手渡された。2月のクーデターで国軍はスー・チー氏を拘束。刀の研師は「無事でいてほしい」と願う。

 財団によると、刀は太平洋戦争中の1942年、飯田祥二郎陸軍中将がミャンマー方面の司令官として就任する際、当時の朝日新聞社社長が贈ったとみられる。その後の経緯は不明だが、スー・チー氏の父親で独立運動の英雄のアウン・サン将軍に渡った。将軍は47年に暗殺。スー・チー氏は「日本の軍人から贈られた」と伝え聞いていたという。