【ニューヨーク共同】米ニューヨーク市マンハッタン地区の検察当局は17日、1965年の黒人運動指導者マルコムX暗殺について、殺人罪で起訴、服役した3人のうち2人の起訴を取り下げると発表した。再捜査の結果、連邦捜査局(FBI)とニューヨーク市警が、無罪に結びついた可能性のある証拠を隠していたことが分かったとしている。

 暗殺は米社会を揺るがした歴史的事件で、元黒人活動家の2人は一貫して無罪を主張してきた。黒人への不当な捜査が明るみに出たことで、昨年米国から世界に広がった「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大事だ)」運動などに改めて勢いを与えそうだ。