2019年に91歳で亡くなった作家田辺聖子さんが終戦前後の女子専門学校時代に執筆した未発表の小説4編が16日までに見つかった。死後に兵庫県の自宅で見つかった日記帳に含まれていた。女子学生の勤労動員や空襲などの体験を踏まえた作品も含まれている。12月刊行の「田辺聖子 十八歳の日の記録」(文芸春秋)に収録される。

 短編3編と中編1編。いずれも1945年4月1日から47年3月10日までに書かれた「十八歳の日の記録」と題した日記帳の中に記されていた。日記の一部は雑誌「文芸春秋」7月特別号に掲載されていた。