酒蔵に寝泊まりし、酒造りが体験できる長野県佐久市のホテル「クラビトステイ」。冬の間、杜氏ら蔵人が生活した大正時代建築の旧宿舎を改装、客室を設けた。経営する起業家田沢麻里香さんは「新型コロナ収束後、世界中から来てもらえるホテルを目指す」と語る。

 宿泊客は洗米、水を吸わせる浸漬、蒸しの作業のほか、本来は職人以外の入室が許されないこうじ室で、蒸した米と菌を混ぜ合わせるこうじ造りまでを、3日間で体験できる。仕込んだ酒は販売される。

 ホテルは「橘倉酒造」の敷地内にあり酒蔵と直結する日本家屋。かつて蔵人が実際に生活した趣を色濃く残しつつ、こぎれいな個室に改装した。