岸田文雄首相は15日午前、国連の中満泉事務次長と官邸で会談し、来年1月に開催される核拡散防止条約(NPT)再検討会議を念頭に「『核兵器のない世界』の実現に向けた国際的な取り組みをけん引していく」との決意を表明した。日本が署名していない核兵器禁止条約への対応では、締約国会議へのオブザーバー参加に否定的な考えを示したとみられる。

 被爆地・広島が地元の首相は「核兵器のない世界」への取り組みの一環として、核兵器保有国と非保有国との間で調整に全力を挙げる構えだ。中満氏は「立場が異なる国の間の橋渡しのため、日本が積極的に役割を果たすことを期待している」と強調した。