【ウィーン共同】ウィーンの国際原子力機関(IAEA)で12日、東京電力福島第1原発事故から10年となったことを受けた専門家らの国際会議が5日間の日程を終えた。IAEAのグロッシ事務局長は会議後の記者会見で、規制当局や産業界の間で「対話と交流が増えた」と主張、事故から10年の間に「世界の原子力安全の活動は明らかに強化された」と訴えた。

 その上で、多くの手間がかかる活動を続けることが必要だとの考えを強調した。

 一方、IAEAの査察を制限しているイランについては、ライシ政権と技術的なやりとりを除き「接触がない」と指摘。「驚くべきことだ」と不満を示した。