作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんは、入院先の京都市内の病院で9日早朝、親族や秘書の瀬尾まなほさん(33)らに見守られ、99年の生涯に幕を下ろした。66歳年下の瀬尾さんとは作家と秘書の関係を超えた、友人のような間柄だと語っていた。

 瀬尾さんは大学を卒業後、瀬戸内さんの自宅兼事務所の「寂庵」(同市右京区)に就職。3年目の2013年に瀬戸内さんと「二人三脚」の日々が始まった。

 からかい、からかわれ、お酒を片手に悪口を言い合い、叱り、叱られ…、遠慮のない関係を築き上げる。「先生の最期は、わたしが看取るんだ」。初めての著書につづったその言葉を、瀬尾さんは全うした。