JR西日本は12日、山陰の冬の味覚、ズワイガニを特急列車と新幹線で山陽や関西、九州方面に運ぶ「貨客混載輸送」の取り組みを始めた。同社によるカニの輸送は初めて。生きたまま消費者に届けられる。コロナ禍で列車の利用が低迷する中、佐伯祥一米子支社長は「山陰の魅力向上と誘客につなげたい」と話す。

 カニは鳥取県境港市で水揚げされた「松葉ガニ」と呼ばれる雄のズワイガニ。12日はJR米子駅で伯備線の特急に積まれ、岡山駅で新幹線に一部を積み替え。空いている乗務員室などに置いて運ばれ、同日中に京都市と岡山市の百貨店や店舗へ。19日はJR九州とも連携して鹿児島市に届けられる。