熊本市は11日、病院以外に身元を明かさず出産できる事実上の「内密出産制度」を導入した慈恵病院からの要望書に対し、「内密出産が法令に抵触する可能性を否定することは困難。制度を前提とした指導は行わない」と回答したと発表した。蓮田健院長は「予想していたことだが残念。厚生労働省に指導いただけるかうかがいたい」とコメントした。

 慈恵病院は2019年末、独自の内密出産制度導入を公表。今月10日には、制度利用を希望する未成年の女性が出産したことを明らかにした。ただ産後に家族へ打ち明けることに同意したため、初事例には該当しなかった。