藤原京(奈良県橿原市、694~710年)跡で、弥生時代前期(約2500年前)の水田や墓の痕跡が見つかり、県立橿原考古学研究所が11日、発表した。藤原京の道路跡も確認された。

 今回の発掘は奈良県立医科大の新キャンパス整備に先立ち行った。藤原京の領域内の計約7千平方メートルを調査した。

 紀元前5世紀~同4世紀ごろの水田を、東西約25メートル、南北約20メートルにわたり確認。取水口とみられる跡も見つかり、周囲には数百カ所の足跡もあった。子ども用とみられる土器棺も二つ出土し、その周囲は墓と判断。居住域、墓域、水田などが配置された土地利用の姿が浮かび上がった。