テレビ宮崎(宮崎市)の渡辺道徳前社長(76)が、在任中の不適切な支出を理由にした退任慰労金の減額を不服とし、同社と寺村明之社長(65)に慰労金支払いを求めた訴訟の判決で、宮崎地裁は11日までに、請求通り2億350万円の支払いを命じた。10日付。

 古庄研裁判長は「営業利益などの客観的数値からすると、特に重大な損害を与えたとは評価できない」と判断。不適切支出を根拠に減額を決めた取締役会には裁量の逸脱や乱用があるとし、減額分と弁護士費用の支払いを同社側に命じた。

 渡辺氏側の弁護士は「妥当で適切な判断」とコメント。テレビ宮崎は「今後の対応を検討する」とした。