厚生労働省は11日、病気や障害のある家族を世話する18歳未満の「ヤングケアラー」に対し、病院が福祉や介護、教育機関と連携して支援につなげた場合、診療報酬を加算する検討を始めた。介護を必要とする親などが入院した際、生活実態を把握する中でヤングケアラーを見つけ出し、退院した後の地域での生活を支える狙い。

 来年4月の診療報酬改定に向け、12日の中央社会保険医療協議会で議論を求める。

 厚労省が4月に公表した全国の中高生への調査によると、中学生の約17人に1人、高校生の約24人に1人が「世話をしている家族がいる」と回答。うち6割超が誰にも相談したことがなかった。