金沢市の国立工芸館は、東京から移転して1周年の記念展を9日から始める。明治以降の工芸作品約100点が展示され、目玉は国の重要文化財に指定されている明治の金工作家鈴木長吉の銅置物「十二の鷹」。12月12日まで。

 十二の鷹は1893年のシカゴ万博で発表された。さまざまな体勢の鷹が止まり木で横一線に並ぶのが特徴。日本古来の技法に加え、当時最先端だった電気メッキが使われたとみられる。発表当時の布飾りやひもも復元した。

 同じ工芸家の作風が時代ごとに移り変わる様子をまとめた企画も展開する。

 記念展は一般500円、大学生300円、高校生以下は無料。