世界遺産・興福寺(奈良市)の国宝・東金堂の門や回廊の跡が出土し、1180年の平家による「南都焼き打ち」後も同規模で再建されていたことが分かった。奈良文化財研究所(奈文研)が6日、発表した。東金堂は726年創建されたが、たびたび火災に遭い、現在のお堂は1420年ごろに再建されたという。

 奈文研は7月から発掘調査を始め、東金堂の西正面の門と、門の南北に取り付く回廊の土台部分「基壇」や、雨落ち溝などを確認した。門の基壇は南北約10・8m、東西約8mと推定。回廊基壇は東西幅約6・2mだった。焼けた土や、平安時代末―鎌倉時代初期の土器が回廊基壇の真下で見つかった。