岸田文雄首相は6日、今年のノーベル物理学賞に決まった真鍋淑郎・米プリンストン大上席研究員について「心からお喜びを申し上げたい。地球温暖化研究のパイオニアとして高く評価された。人類に大きな貢献をされた」と官邸で記者団に述べた。米国在住の真鍋氏に電話し、直接祝意を伝える方向で調整しているとも明らかにした。

 松野博一官房長官は記者会見で、真鍋氏が米国で国籍を取得して研究を続けていることが「頭脳流出」と指摘される点を問われ「日本の研究力は世界に比べ、相対的に低下している。歯止めをかけるのが重要だ」と危機感を表明。国内の研究環境整備を強化する考えを示した。