日本大学の医学部付属板橋病院の建て替え工事を巡る背任事件で、日大理事(64)が、外部に不正に流出したとされる2億円超のうち約6千万円を受け取った疑いがあることが4日、分かった。東京地検特捜部は、理事が日大に損害を与えた疑惑が強まったとして、詰めの捜査をしているもようだ。

 日大は昨年2月ごろ、板橋病院の建て替え工事の設計を都内の設計事務所に二十数億円で発注。理事が役員を務める関連会社「日本大学事業部」に契約実務を委託した。

 関係者によると、設計会社から2億円超が都内の医療コンサルタント会社側に流出し、うち約6千万円が理事側の関連会社に渡った疑いがある。