健康診断のエックス線検査中に女子生徒の胸をもんだとして、診療放射線技師だった男性被告が準強制わいせつ罪に問われた裁判の判決で、福岡地裁(溝国禎久裁判官)は4日、生徒の被害証言に疑問の余地があるとして無罪を言い渡した。検察側は懲役1年6月を求刑していた。

 男性は福岡県内の学校に止めた胸部検診車内で18年、10代の生徒の背後から両手を回し、服の上から胸をもんだとして起訴された。

 判決は、被害の詳細に関する生徒の公判証言が、被害直後の学校側への説明と比べ「見過ごせないほど変化している」と指摘。証言の信用性を認めず、有罪とするには合理的な疑いが残ると判断した。