男性として生活するが、戸籍上は女性のトランスジェンダー鈴木げんさん(46)=浜松市=が4日、生殖機能をなくす性別適合手術をしないまま、戸籍上の性別変更を静岡家裁浜松支部に申し立てた。戸籍の性別変更を可能とする性同一性障害特例法は、手術を要件の一つにしている。

 鈴木さんは性自認通りの性別が尊重されるべきだと主張。申し立て後に浜松市内でパートナーの女性と会見し、結婚の意思を示した上で「国民に認められているはずの婚姻の平等が、トランスジェンダーにないのはおかしい」と訴えた。

 特例法を巡っては最高裁が2019年、手術を要件とする規定を合憲と判断した。