ヤンマーホールディングスは13日、水素を高圧で圧縮し航続時間を3倍以上に伸ばした燃料電池船の実証実験を行い、大阪湾の主要観光地間を航行したと発表した。航行時に二酸化炭素(CO2)を排出しない燃料電池船の開発を加速し、脱炭素社会の実現に役立てる狙い。

 実験では、トヨタ自動車の燃料電池技術をベースとしたシステムを小型船に搭載。船舶では世界最高圧力となる70メガパスカルの水素をタンクに充填した。速力12ノット(時速約22キロ)で3時間程度の航続が可能になり、2025年大阪・関西万博の会場予定地の夢洲や、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの間を複数回、往復した。