上陸から2年を迎えた2019年の台風19号の被災地では、12日午後も追悼行事が開かれ、遺族や住民らが犠牲者を悼むとともに、防災への決意を新たにした。

 土砂崩れで住宅が巻き込まれ3人が死亡した群馬県富岡市内匠では、住民ら約40人が工事の続く現場近くで献花、土砂崩れが起きた時刻に合わせ黙とうをささげた。

 亡くなった柳沢幸男さん=当時(68)=の妻(70)は「夫が戻ってくることはないが、今でもどこかにいるような気がする」と静かに語った。

 宮城県丸森町では午前の追悼式の後、遺族や地元住民が土石流に襲われた住宅跡地を訪れ、花を手向けていた。