横浜市の旧大口病院(現横浜はじめ病院・休診中)で2016年、患者3人の点滴に消毒液を入れて殺害したとして、殺人罪などに問われた元看護師久保木愛弓被告(34)の裁判員裁判第5回公判が11日、横浜地裁(家令和典裁判長)で開かれた。被告人質問で殺害を後悔しているか問われ、「申し訳ないが、当時はしなかった」と語った。

 久保木被告は途中、法廷内の遺族の方を向き「大切なご家族の命を奪ってしまい、申し訳ございませんでした」と述べ、頭を下げた。

 事件前、終末期患者死亡時の心境を「ゆくゆくは亡くなると思っていたが、自分の気持ちと折り合いが付けられずつらかった」と説明した。