奈良市が建設中の火葬場を巡り、用地の一部を不当に高い価格で購入したとして、約1億6772万円の損害賠償を仲川げん市長と地権者に請求するよう市民が市側に求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)は11日までに双方の上告を退ける決定をした。7日付。約1億1643万円を請求するよう命じた2月の大阪高裁の差し戻し控訴審判決が確定した。

 原告代表の厚井弘志さん(76)は「一部主張が認められず多少の不満が残るが、行政と地権者の共同不法行為が認められたことは、非常に高く評価したい」と述べた。