【台北共同】台湾の蔡英文総統は10日、「中華民国建国110年」を記念する双十節(建国記念日)祝賀式典で演説し「主権を確保して国土を守る」と強調、台湾統一の実現に強い自信を表明した中国の習近平国家主席による9日の演説に反発した。一方で「対等な対話」による中台対立の緩和を呼び掛けた。

 蔡氏は中国による香港弾圧や東・南シナ海での挑発行為に触れて「権威主義の拡張に世界が警戒を強めている。台湾は民主主義防衛の最前線に立ち、最も複雑で激変の情勢下にある」と警戒感を表明。その上で「(中台の)現状維持がわれわれの主張だ。台湾人は決して圧力に屈服しない」と述べた。