【ウィーン共同】オーストリアのクルツ首相は9日の声明で辞意を表明した。検察当局が公金の支出に絡みクルツ氏らを捜査していると発表しており、政治的な混乱を避けるために辞意を固めた。クルツ氏は、ファンデアベレン大統領に後任としてシャレンベルク外相を提案。議員や国民党の党首にはとどまる方針という。

 クルツ氏を巡る疑惑を受け、国民党と緑の党との連立政権が崩壊する可能性が指摘されていた。クルツ氏は疑惑について「虚偽だ」と主張。辞意表明は「膠着状態を打開するためだ」とした。