【モスクワ共同】北極圏防衛を任務とするロシアの北方艦隊が1日から軍管区に昇格された。豊富な資源と北極海航路で注目される北極圏の実効支配を確保し、北大西洋条約機構(NATO)の艦船の進出をけん制するのが狙い。

 プーチン大統領は昨年12月、北方艦隊を1月1日から軍管区に格上げし、北極圏に面するコミ共和国、アルハンゲリスク州、ムルマンスク州、ネネツ自治管区を、北方艦隊の管区に移管する大統領令に署名していた。

 ロシアは、バレンツ海の大半を実効支配してきたが、昨年5月以後、NATOの艦船がバレンツ海や北極海航路を頻繁に航行しており、ロシアは警戒を強めている。