障害者施設で職員から利用者への虐待が年々増えており、厚生労働省は2022年度から、事業所に虐待防止委員会の設置を義務付けることを決めた。今年4月から準備期間として努力義務にし、虐待防止の研修を実施したり、職員のストレスがたまりやすい職場になっていないか点検したりする。また、障害者へのむやみな身体拘束をさせない仕組みも強化する。

 厚労省によると、障害者施設での虐待は18年度に592件で、13年度に比べ約2倍に増えた。昨年12月には愛知県東浦町の障害者施設で入所者に暴行し重傷を負わせたとして、元臨時職員が逮捕される事件があった。