日銀は5日、市中に供給している2020年末のお金の総額が、19年末に比べ19・2%増の617兆6083億円だったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大を受けた企業の資金繰り支援で、金融機関へ積極的な貸し出しを講じていることが全体を押し上げた。

 お金の量は14年続けて前年を上回って過去最大。金融緩和策で実施している国債や社債といった資産の買い入れも、高い伸びの要因だった。

 金融機関が日銀の当座預金に預けている残高は23・4%増の494兆2273億円。紙幣は5・0%増えて118兆3282億円、貨幣は2・0%増の5兆528億円だった。