JR東日本が衛星利用測位システム(GPS)で列車の位置を把握し、携帯電話会社の通信網でローカル線の踏切を制御する試験に取り組んでいる。埼玉県の八高線で28日、列車に踏切の異常を伝える試験を報道陣に公開。安全性の向上と設備のスリム化によるコスト減が狙いで、2024年度に導入を目指す。同社は「世界初のシステム」とアピールしている。

 JR東によると、従来のシステムは列車の現在地や踏切の異常を把握するため、専用の信号やケーブルを自社で設置してきた。新システムは携帯の回線とGPSという外部の設備を使用し、初期投資とメンテナンス費用を計約20%削減するのが目標だ。