長崎県五島市の社会福祉法人「福江福祉会」(杉徹也理事長)が運営する障害者向けグループホームで2016年、男性職員=自己都合で退職=に性的虐待を受けたとする女性利用者2人の相談文書を廃棄し、法が義務付ける市への通報を怠っていたことが14日、県への情報公開請求で分かった。県は「隠蔽」と認定し、19年に法人側に文書で改善勧告。翌20年には口頭で指導した。

 杉理事長は取材に「調査を担当した職員から虐待の事実はないと報告を受けていた。県の勧告は重く受け止め、研修を徹底して再発防止に努めている」と話した。