日銀が13日発表した2020年12月のマネーストック(通貨供給量、月中平均残高)速報によると、現金や預金など世の中に出回る通貨の合計「M3」は、前年同月比7・6%増の1482兆5千億円だった。残高は統計開始以降で最高となった。伸び率も前月に続き過去最大の水準だった。

 新型コロナウイルス感染拡大により経済の先行きが不透明な中、企業が手元資金を手厚くしたり、個人が支出を抑えたりしたことが影響した。

 M3に含まれる「現金通貨」は5・7%増の110兆2千億円だった。普通・当座預金の残高を示す「預金通貨」は15・0%増の821兆4千億円だった。