【上海共同】中国・上海市で12日までに、カードにチャージした「デジタル人民元」を使用する実証試験が初めて行われた。これまでスマートフォンでの試験をしてきたが、操作に難がある高齢者らの利用を想定した。中国人民銀行(中央銀行)は正式発行に向け利便性向上を模索している。

 上海市長寧区によると、実証試験は5日、区内の病院の職員食堂で実施された。決済額や残高がデジタル表示される機能が付いたカードを医師らに配布。レジに設置された端末にかざし、支払いができるかどうかを試した。使った医師は「支払いが便利で残額も分かり安心だ」と話した。