三陸沿岸を代表する景勝地・浄土ケ浜(岩手県宮古市)の観光を支えた「みやこ浄土ケ浜遊覧船」が11日、最後の運航を終えた。東日本大震災の被災を免れた1隻のみで運航してきたが、団体客の減少や船の老朽化のため、60年近い歴史に幕を下ろした。今後は市が船を建造し、公設民営で復活させる方針。

 1962年に開業し、船上でのウミネコの餌付け体験などで人気を集めた。

 幼い頃から乗っていたという宮古市の男性看護師(37)は息子や娘たちと乗船。「終了と聞いたときはショックだった。きれいな海を見ながらウミネコと触れ合うのは、やっぱり楽しい」と感慨深げだった。