東京電力福島第1原発事故により一時全町避難となった福島県浪江町で1日、川沿いを約5キロ歩いてゴールの請戸海岸で初日の出を迎える行事が開催された。10年前の東日本大震災の津波で壊滅的な被害が出た海岸に、雲間から朝日がのぞくと約200人の参加者は歓声を上げた。

 行事は震災前に始まった「あるけあるけ初日詣大会」。朝日は当初雲に隠れたが、隙間からのぞくと参加者が「やっと見えた」とうれしそうに写真に収めた。

 甚大な津波被害に遭った同県いわき市の四倉海岸では、同市の会社員高島仁美さんが初日の出を拝んだ。「昨年はコロナで大変だったので平穏な1年を祈った」と話した。