核兵器廃絶を求めて「ヒバクシャ国際署名」に取り組む長崎の市民団体は9日、目標としていた50万筆を達成し、長崎市で記者会見を開いた。団体の共同代表で被爆者の田中重光さん(79)は「被爆県の思いを示せた。私たちが生きているうちに核廃絶の道筋を付けてほしい」と語った。

 市民団体は「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」。16年9月に会を結成した際、呼び掛け人となった被爆者5団体代表のうち4人が既に亡くなった。長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会の川野浩一議長(80)は「志半ばで倒れた仲間の遺志を継ぎ、今後も反核運動に取り組みたい」と決意を語った。