日銀が9日発表した8月のマネーストック(通貨供給量、月中平均残高)速報によると、現金や預金など世の中に出回る通貨の合計「M3」は、前年同月比7・1%増の1460兆8千億円だった。伸び率、残高ともに統計開始以降で最高となった。

 新型コロナウイルス感染拡大による経済への打撃に対応し、企業が手元資金を十分に確保しようとしたことが影響した。

 M3に含まれる「現金通貨」は5・5%増の107兆9千億円だった。普通・当座預金の残高を示す「預金通貨」は15・3%増の801兆3千億円だった。

 マネーストックは金融部門から個人や企業などに供給されたお金の量。