東京都目黒区で2018年3月、船戸結愛ちゃん=当時(5)=を虐待し死なせたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親優里被告(28)の控訴審判決で、東京高裁は8日、懲役8年とした一審東京地裁判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。若園敦雄裁判長は「元夫による心理的ドメスティックバイオレンス(DV)を考慮しても、虐待への関与が低かったとは言えない」と判断した。

 弁護側は上告しない方針。この日の公判に被告は出廷しなかった。

 判決で若園裁判長は「母親として、娘を助けるために医療措置を受けさせる行動を選択することは十分可能だった」と述べた。